English for Liberty

英語で人生を変えるための情報サイト

実践的な英語 英語学習

【紙の辞書 vs 電子辞書】電子辞書は不要だと思う

投稿日:

「電子辞書は不要だ」

なんて書くと「これだから年寄りは」なんて言われるかもしれませんが、それでも僕は電子辞書は不要だと考えています。

僕自身も以前、二つほど使ってはみたのですが、どうにもしっくりと来なくて、結局は机の引き出しに眠ったままになりました。

 

電子辞書 vs 紙の辞書

 

というテーマは賛否両論ありますが、僕の意見としては

  • 中級レベルに達するまでは紙の辞書
  • 中級レベルに達したら好きなものを使う

のがいいと考えています。

基礎固めには紙の辞書が最適

僕は仕事でコンピュータのプログラムを書いているのですが、その経験を踏まえても、物事の基礎を固める時には、自分の手を動かすということが非常に大事だと思っています。

プログラミングの世界には「チュートリアル」と呼ばれるプログラムやツールの使い方の説明書があります。チュートリアルは基本的にはウェブページで、それを読みながら仕組みや使い方を理解するわけですが、書いてあることを読んだだけではほとんど理解は深まりません。

優れたチュートリアルは簡単なプログラムを実際に書いて動かしてみるためのサンプルがついていて、それによって一気に理解が深まります。

チュートリアルで紹介されているプログラムは、パソコンのコピー&ペーストの機能を使えば一瞬で完成するのですが、それでは自分の脳内での理解はまったく深まりません。

コピーしても手で打ってもプログラムの動作は同じですが、理解の定着度は雲泥の差です。学習段階では自分の手を使って打ち込むことが非常に重要なのです。

実際に手を動かすことの重要性は広く認識されていて、

hands-on (実際に手を使って作業すること)

get my hands dirty (自分の手を汚す = 実際に作業してみること)

という表現が頻繁に使われています。

 

精神論や手作業をもっとも嫌いそうなハイエク業界において、実際に手を動かして体で覚えることの重要性がいわれているのは興味深いと思いませんか?

 

そしてこれは、英語の勉強においてもまったく同じだと思います。基礎を固める段階においては、一見時間の無駄に見えることでも、実際に手を使って、記憶を定着させるという段階が極めて重要だと思います。

人間はデジタル機器ではない

また、多くの人が陥ってしまう罠として、人間をデジタルな機械のようなものだと考えてしまうことがあります。

 

たとえば「仕事のマルチタスク化」というものがあります。

最近はなりを潜めましたが、一時期「仕事をマルチタスク化することで最大の効率化を図るべし」という考えがありました。

しかし現実には、ロボットのようにマルチタスクをこなせる人間はほとんどいません。ごく単純な作業であれば可能であっても、思考の対象が複雑で難しいものになればなるほど、シングルタスクで一点集中する方がいい結果になりやすく、マルチタスクを謳っていたIT企業も、今では

 

「設計作業など深い思考を要求される仕事をするときは、外部との連絡を遮断して数時間のまとまった時間を確保して集中するべき」

 

といっているくらいです。

 

このように、人間はコンピュータのようなデジタルな機械ではありません。

学ぼうとする対象が大きなものであればあるほど、初期段階においては、古典的な方法でじっくりと体に覚えさせる必要があるというのが僕の考えです。

これだけ技術が進歩した時代に「手を使え」とか「苦労して体で覚えろ」というと時代錯誤に感じるかもしれませんが、人間はたかだか数百年、数千年前までは農耕、狩猟がメインだったわけです。それを思えば、この数十年の技術の進歩をみて、いきなりDNAレベルで脳の仕組みが変わるとは思えません。

中級レベル以上ならスマホが最強

まずは紙の辞書で手を動かして学習すべし。

という意見をお伝えしましたが、これは特に初期段階において重要なことだと思っています。

 

しかし基礎がある程度固まってきて中級レベル以上になったら、古典的な手法にこだわる必要もないと思います。

むしろ、どんどん知識の幅を広げるための効率化ツールをフル活用する方が、知的好奇心も満たされますし、進歩のスピードも早まると思います。

 

そんな時に僕がオススメするのは、普通にスマホ、タブレット、PCの辞書やネット辞書、Google検索を活用することです。

またApple製品であれば、最初から高機能な辞書が搭載されています。そのためもあってか、僕はPCはMac、スマホはiPhoneとApple製品で統一しています(タブレットは使っていません)。

もちろんApple以外の製品であっても、辞書アプリを購入して使えるので、インストールしてしまえば、分厚い紙の辞書をポケットの中に持つことができます。

 

さらにネット検索も組み合わせれば、もはや怖いものなしです。

わからない言葉は辞書で調べて、さらに深く掘り下げて理解したい場合はネット検索と、段階的に活用するのです。

上級レベルになれば、英語の情報まで検索することができ、ネイティブスピーカーはどのように解釈しているのか、類似語と比べてどんなニュアンスの違いがあるのかなど、深いレベルの解説にまでアクセスできます。

僕の学生時代にはネットはまだなかったので紙の辞書に頼り切りでしたが、今はあらゆるデバイスがネットにつながっている素晴らしい時代なので、これを活用しない手はありません。

電子辞書デバイスは中途半端

しかし世の中には「電子辞書」と呼ばれる専用の機器がたくさんあります。

僕自身も購入したこと(しかも2度)はあるのですが、どうしても僕には合いませんでした。

 

なんというか、すべてにおいて中途半端なのです。

たしかにぽちぽちと押せば辞書は引けますが、それならばスマホやタブレット、PCで何の問題もありません。

その割に価格もそれなりにします。

最近はWiFI接続できる機器もあるそうですが、それこそスマホで十分じゃないかと思ってしまいます。

 

メーカーも商売なのでそりゃいろいろと作ってくるでしょう。しかしどうしても筋が悪いと感じます。なんというか、冷蔵庫や洗濯機がネットにつながるようになったと言われても「ふーん」としか思えない、そういう感じの筋の悪さです。

僕の大学時代にはまだスマホが存在していなかったのですが、電子辞書を授業に持ち込むことができました。それでも僕は、ボロボロになったジーニアス英和辞典を好んで使っていました。

今の時代ならば、スマホやタブレットで事足りるのではないでしょうか。

僕はパソコンを使った仕事で、Macを愛用していることもあり、Macに標準搭載している英和・和英辞典ですべて事足りています。

自分に合った辞書を選ぼう

以上、僕の意見として

  • 初学者の段階では紙の辞書の感覚を重視
  • 中級レベル以降はスマホ、タブレット、PCで事足りる
  • 電子辞書は紙の辞書のクラシック感もなければ、最新のスマホに勝てない、その上価格も安くはなく、全般的に中途半端

という内容をお伝えしました。

自分に合ったものを使うのは一番だと思いますが、それでもやはり、単に便利そうだからという理由だけではなく、長期的な視点で地力につながるのはどれかという視点も大切かなと思います。

-実践的な英語, 英語学習

Copyright© English for Liberty , 2019 All Rights Reserved.