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Beatles

The BeatlesのAnnaの歌詞和訳と英語の解説

投稿日:2019年3月7日 更新日:

Anna (Go to Him)は、アーサー・アレキサンダーのカバー曲で、アルバム「Please Please Me」の3曲目に収められている曲です。アーサー・アレキサンダーはアメリカのソウルシンガーで、ビートルズは初期の頃に「A shot of rhythm and blues」と「Soldier of love」という曲をカバーしています。これらの曲は「Live at the BBC」というアルバムに収録されています。

Anna (Go to Him)

Anna, you come and ask me, girl
To set you free, girl

(アンナ、自由にしてほしいんだね)

文中、文末の「girl」は呼びかけなので、文法的には省略すると、Anna, you come and ask me to set you free(アンナ、あなたは僕のところへ来て自由にしてほしいと頼んだ)となります

歌詞の中では終始「girl」と呼びかけていますが、僕の感覚や経験上、かなり小さい子にしか使わないイメージがあるので、日常会話ではうかつに使わない方がよさそうですね

You say he loves you more than me, so I will set you free
(彼の方がもっと君を愛してくれるというなら、自由にしてあげるよ)

he loves you more than me(彼は私よりもあなたを愛している)は、"he loves you more than I do"と置き換えも可能で、こちらの方が教科書的には好まれます

Go with him
(彼のもとに行っていいよ)

Go with himは「彼と一緒に行く」。ちなみにサブタイトルは「Go to him」となっていますが、歌詞の中では「Go with him」が使われています。語呂の関係なのかニュアンスの関係なのかはわかりません。

Anna
Girl, before you go now
I want you to know, now
(アンナ、行ってしまう前にこれはわかっておいてほしい)
That I still love you so
(僕は今でも君をとても愛している)
But if he loves you more
Go with him
(でも彼の方が君を愛しているのなら、彼のもとへ行っていいよ)

"I want you to know 〜"は「あなたに〜をわかってほしい」

何をわかってほしいかは、関係代名詞that以下で「僕は今でもあなたをとても愛しているということ」と説明されています

love you soの「so」は、とても、とても、非常にの意。辞書を見ると(話・やや古)と注釈があります。この歌は1960年代のアメリカの歌なので多少の古さはあるのでしょう。

All of my life, I've been searching for a girl
To love me like I love you
(今までずっと、僕が愛すのと同じくらい愛してくれる女の子を探してきた)
Oh, now, but every girl I've ever had
Breaks my heart and leave me sad
(でも、付き合った女の子はみんな、僕を傷つけて僕を悲しみの中に取り残していった)
What am I, what am I supposed to do
(僕は、僕は一体どうしたらいいんだ)

最初の文章の不定詞「to」でつないでいるところは、直前のa girlを修飾していると考えるのが無難そうですが、外国人にはむしろ「who loves me」となっている方が文法的にはよさそうな気がしますが、これで味が出るのかもしれませんね

2文目は、関係代名詞thatが省略されていて、"every girl (that) I had"と"every girl breaks my heart and leaves me sad"が一文にまとまっています。

3文目の、"(be) supposed to 〜"は「〜をしなければならない」「〜をすることになっている(予定)」で、日常会話でもよく使われます

Anna, just one more thing, girl
(アンナ、最後に一つだけ)
You give back your ring to me, and I will set you free
(君にあげた指輪を返してくれ、そしたら君を自由にしてあげるよ)
Go with him
(彼のもとにいっていいよ)

2文目の"You give back your ring to me"の部分ですが、直訳すれば「あなたは僕に指輪を返す」ですが、僕は指輪を返すように催促している命令文であると考えます

そう考えると前の文での「もう一つだけ」との呼びかけも、その後の ", and I will set you free"(指輪を返すという命令が完了した上で)そしたら自由にしてあげるとの文章もスムーズにつながります

命令形は主語を伴わずに動詞の原形を使うのが基本ですが、"you go home"、"you will do"のような通常の肯定文であっても、断定的な話し方を伴えば強い命令文となります

この部分は「もう指輪を突き返したからあとは好きにしていいよ」という訳を多く目にしますが、僕は上のようなニュアンスで解釈しました

歌詞の解釈

女の子と付き合っても振られてばかりだった男が、また一人の女の子(アンナ)にも別れを切り出されたしまった歌。

彼のことが好きならば(曲中では「彼の方が君を愛しているならば」と表現)いってもいいよ(別れてあげる)とはいいつつも「まだ愛している」とあきらめていなかったが、曲の最後では「指輪を返して」といい、これによって自分と別れて、新しい恋人のもとへ行くことを認めるという展開で曲は終わるという、甘いリズムの中にも悲しさがにじみ出る、深い曲となっています。

初期のカバー曲のため、他の代表作に隠れていますが、淡い歌詞やジョンレノンのしゃがれたボーカルなどが大好きな曲です。

収録アルバム

Please Please Me(ビートルズのアルバム第1弾)

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Please Please Me (Remastered)

 

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