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TOEIC コラム

TOEICを勉強するべきたった一つの理由【建前なしの本音】

投稿日:2019年2月11日 更新日:

TOEICに関しては必要論、不要論とさまざまな意見があります。

不要論を少しあげれば

  • TOEICのスコアでは英語力を正確に測れない
  • TOEICの勉強をする時間がもったいない
  • そもそも世界的に通用する資格ではない

などがあります。

必要かどうかの判断はもちろん人それぞれですが、僕は自分が納得できるスコアを取っておくことは絶対に役に立つと思っています。今回はそのことについてふれていきたいと思います。

いい仕事を選べて給料もアップ、昇進もして認められたい!他になにがある!?

TOEICのスコアは日本と韓国でしか通用しないと揶揄されることもあります。実態を調査したわけではありませんがあながち間違ってはいないと思います。試しに外資系企業の非英語圏の国向けの採用情報を見たら、以下のような記述を見つけました。

  • Ability to speak and write in English and Japanese fluently and idiomatically. (Googleの日本採用の例)
  • Strong command of the English language (written, spoken, colloquial); additional languages a plus. (欧州企業のフランス現地採用の例)

これらの要項には「TOEICのスコア○点以上必須」とは書いてありません。外資系企業においてはTOEICを全く重視していない企業も多くあります。採用に関して決定権のある人が外国人であることも多く、そもそもTOEICの存在すら知らないことも多いのではないでしょうか。

しかし「だからなんだ」という話しです。

このページを読んでいる私たちの多くは日本に生まれ、日本に暮らし、日本語が母語で英語は外国語で、そして日本で仕事を探そうとしているのではないでしょうか?

上に挙げたような外資系企業も選択肢の一つにはなりますが、まずは日本企業から、もしくは外資系企業でも日本でそれなりの体制と組織を持っている企業からと考える人が多いのではないでしょうか。

そしてその選択をするにおいては、多くの企業がTOEICのスコアを要求しているという現実があるのです。

  • TOEICでいいスコアを取れば、単純に選択肢が増える
  • 英語なんか興味ないけど、志望企業がTOEICスコアを要求している
  • TOEICで○点取れないと昇進できない
  • 海外部門で働きたいけどTOEICのスコアが条件
  • 海外駐在に興味があるけどTOEICのスコアが条件

ハッキリ言えば

「TOEICのスコアがあれば楽しそうな仕事を選べて、社会的なステータスも高くなりそうだし、人生の経験も深まる。何よりも収入がアップする可能性が高い!そりゃ誰だって美味いメシを食いたいよ!」

ということです。これほどわかりやすくて明確な理由があるでしょうか。この調子でもう一声いいますと

「ウラを返せばだなぁ、たかがTOEICのスコアが悪いってだけであちこちで冷遇されるんだぞ!こんなふざけたことがあるか!こうなったら一度だけ本気になっていい点とってやる!そのあとはもうガタガタ言わせないぞ、コノヤロー!」

これが、僕が考えるTOEICを勉強するべき理由です。今の現状が正しいかどうかの議論はこの際忘れましょう。TOEICでいいスコアをあげるのはゲームみたいなものです。まずはこのゲームを攻略してクリアしてしまうのです。クリアの定義は冒頭でも書いたように「自分が納得できるスコアを一度だけ取る」ことです。

その上でやはりTOEICというものがおかしいと思うのであれば、組織の中で力を蓄えて然るべき立場についてから、その仕組みをゴッソリと変えてしまってください。ここまでやればあなたはヒーローとしてTOEIC不要論者たちの喝采を浴びるでしょう。

少し熱くなってしまいましたが、以上がTOEICスコアが必要だと僕が思う理由です。生々しく聞こえるかもしれませんが、逆にわかりやすいのではないでしょうか。

TOEICのいいところ

先ほどはゲンキンな本音を書きましたが、ここからは少し真面目にTOEICの試験と勉強について思うところを書いてみたいと思います。

学習過程で身につく語彙が実際に役立つ

TOEICのいいところの第一は、試される語彙や表現はかなり実践的なものが多いということです。外資系企業で勤務した僕個人のささやかな経験からみても、TOEICで試されている語彙や表現は実践的なものばかりで、ビジネスの現場や生活に出たらそのまま使えるものばかりです。

悪評の高い丸暗記式の勉強や減点方式の試験だと、必要かどうかもわからないようなことばかりを覚えさせられ、試験が終わったと同時にきれいサッパリ忘れてしまう内容ばかりでしたが、TOEICの学習で身に付けた内容は、英語を使う上で必ず役に立つものばかりです。

ハッキリいって、漠然とビジネス英語を覚えたいという方はいきなりTOEICの勉強から始めるのが一番効率的で最重要な知識を網羅できるのではないかと思うほど実践的な内容が詰まっています。

英語以外の攻略要素が存在する

これは僕の持論なのですが、TOEICは英語の能力を測るテストであると同時に、テストそのものを攻略するゲームのようなものです。多くの方がいやいや勉強して受験するものをゲームと呼ぶのは不謹慎と思われるかもしれませんが、少し掘り下げてみましょう。

TOEICの問題は英語を聞き取ったり読解した上で正解を選ぶ試験ですが、それと同時に絶対に正解になってはいけない選択肢を除外する「論理ゲーム」の一面も持っています。

リスニングでは写真をみてその状況を選択する問題がありますが、たとえば写真には男性が一人しか写っていないとします。その場合、主語が女性であったり、複数形(theyなど)であれば、もうその時点でその選択肢は除外できます。

また文法問題の穴埋め問題であれば、名詞が来るべきところに形容詞の単語が選択肢として上がっていればその選択肢は除外できます。

そしてリスニング試験中の集中するポイントもそうです。リスニングで聞いた瞬間に答えが分からない場合、「なんていってたっけな」なんて考えてはいけません。なぜなら、リスニング問題はペースがかなり早く、あれこれ考えているうちに次の問題へと進んでしまうからです。

一つの問題が分からないと考えてしまっただけで、次の問題も聞き逃してしまい、2問とも不正解になってしまうこともあるのです。これなどは全体の流れと陥りやすいポイントを把握していないと引っかかってしまう問題です。

またリーディングに関してもあります。リーディング試験は問題の量が多いので焦りがちです。焦るあまりに読解問題で要点だけをかいつまんで読もうとするとワナにはまります。結局肝心な部分を理解できずに、最初から最後まで読み直すなんてハメになりそれだけで時間をロスしてしまうのです。

何度でも受けられる

TOEICは一発勝負の合格不合格を決めるものではなく、段階的なスコアを受け取るテストです。TOEICは毎月のように行われているので(年10回)、何度でも受けることができます。さらにいえば、一番よかった結果だけを使うこともできるのです。

もちろん受験するたびにお金と時間はかかりますが、納得がいくまでやり直せるというのは大きいですよね。

実力以上のスコアを出せる

このように、試験の問題の特徴や全体の流れを知ることで、リスニング時の集中しどころ、気を抜いていい瞬間と絶対に抜いてはいけない瞬間、迷った時の考え方、全体の時間配分、意味がわからなくても論理的に不正解を除外するテクニックなど、英語とは直接関係のない「お受験ゲーム」の様相も呈しています。

このゲームを攻略するには、基礎を固めつつ試験に慣れるという並行したプロセスが必要ですが、ここに救いがあるのです。つまり、TOEICは正しい方法で攻略をすれば実際の能力以上のスコアを出すことが可能です。

僕は英語よりもこの手のお受験ゲーム的な部分が得意で、仕事を始めて2年ほどで受けたTOEICで910点というスコアを出すことができました。今思えば、実際の能力よりもかなり高いスコアを出せたと思ったものです。

自分の納得できるスコアとは

TOEICの勉強するにあたっては「自分が納得できるスコアを一度だけ取ればよい」と書きましたが、自分の納得できるスコアとはどのように決めるべきなのでしょうか。

僕がTOEICを受けた理由は、当時働いていた会社で仕事を失うかもしれないと感じたからでした。その会社は外資系のベンチャー企業の日本法人で、日本初の顧客を獲得したことをきっかけに日本に進出しました。僕はその時期に使いパシリのような役割で雇われたわけですが、しばらくしてからその顧客との契約が終了したのです。

アメリカ系のベンチャー企業ではレイオフ(リストラ)は日常茶飯事で、個人のパフォーマンスが悪い、上司と相性が悪い、会社の業績が悪いなど、ちょっとしたことでいろんな人がクビを切られまくっていましたし、僕を最初に雇ってくれた上司もとっくにクビを切られていました。

そんな企業において日本で唯一の大口顧客を失うという状況を前に、英語も大して話せず業界の経験や専門知識もまだまだ浅い僕は早晩クビになると思いました。その場合、次は自分の力で就職活動をしないといけない。次もやはり英語を使った仕事をしたい。そう思う中、藁にもすがる思いでTOEICの勉強をしました。

その時に目指したのは「800点」でした。当時も今もあまり変わらないかもしれませんが、外資系や海外への出張などを伴う国際的な仕事ではTOEIC800点前後を基準としている会社が多いと思ったからです。

結果、一度目の受験で910点というスコアを取ることができました。TOEICの説明書には860点もあればノンネイティブとしては十分なコミュニケーションが取れるレベルだと書いてあったので、これをみてもう安心し、あとは一度も受験していません(笑)

若かりし頃に受けたTOEICの証明書

現在の英語能力は当時と比べるとだいぶ改善したと思うので、改めて練習してからTOEICを受験すればこれよりもいいスコアが出るのかなと思います。しかし僕は当初から800点あれば納得だと思っていて、実際にそれを上回るスコアを取れたのでこれ以上受けるつもりはありません。

また僕の知っている人は日系航空会社で国際線のCAを希望していて、そのためにはTOEIC700点が要件だったために勉強していました。二度目の受験で700点を達成して、晴れて希望の会社に採用されたので今ではもうTOEICの話題もしません(笑) そしてそれが正解だと思います。

TOEICマニアでもない限り、年に何度も受験して満点を目指す必要などありませんし、誰もが900点を目指す必要もありません。僕はたまたま900点を取れましたが、800点取れれば御の字だと思っていました。

人それぞれが自分のゴールを設定してそれに向かって勉強できる、合格不合格かではなくスコアが上がったかどうか、目標にどれだけ近づけたかが明確に見えるところもまたTOEICのいいところかなと思います。

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