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タイ旅行やビジネスにおける英会話を10倍スムーズにするためのマメ知識

投稿日:2019年1月28日 更新日:

喧騒の大都会、常夏のビーチリゾート、美しい寺院や遺跡、山岳部、彩り鮮やかな料理など、エキゾチック感あふれ、さまざまな顔を見せてくれる微笑みの国、タイ。

また、自動車産業をはじめとした多くの製造業がタイに拠点を持っており、最近は飲食業やサービス業の海外進出も著しく、タイに出張をするビジネスマンも益々増えているのではないでしょうか。

海外旅行先として常に人気の高いタイですが、海外旅行の醍醐味でもあり不安でもあるのが外国人とのコミュニケーションです。

僕自身タイに在住し、ほんの少しではありますがタイ語もかじった経験から、タイ旅行における英会話をスムーズにするためのマメ知識をご紹介します。

タイにおける英語

タイの公用語はタイ語です。タイ語は独自のタイ文字と声調を持った言語で、英語や日本語との共通点はまったくといっていいほどありません。

しかしタイは観光大国ということもあり、観光地では英語でコミュニケーションをとることができます。

またホテルや空港、ツアーガイドはもちろんですが、長距離バス、レストラン、ダイビングスクール、マッサージ店、デパートなどにおいてもある程度英語が通じることがほとんどです。とはいえこれはスタッフ個人の能力によるところも多く、ホテルや空港以外では英語を話せないという人も意外といます。

また一部、日本語や中国語を話せる人もいますが、これは大きなホテルや病院など、日本語を話せるスタッフがいることをアピールしている場所などに限られます。

そう考えると、英語の通じやすさに関しては日本とあまり変わらないくらいかもしれません。むしろ日常的に外国人と接する機会が多い分、タイの人の方が「英語慣れ」しているかもしれません。

しかし、タイの人が話す英語には私たち日本人が話す英語と同じくらい強いアクセントがあります。私たち日本人は、アメリカ英語やイギリス英語など、英語圏の国の英語を基準にして学習をしてきましたが、それがそのまま通用しないことも多いのです。

そこで、これからタイに旅行する人のために、タイ人の英語に見られる特徴をいくつか紹介しましょう。これらをあらかじめ知っておくことでタイ人との英会話がスムーズになるでしょう。

「n」に化ける語尾

タイ人は語尾に「l」と「r」の文字がくると、その音を「n」と発音します。これはタイ文字が持つ発音のルールに起因するもので、日本人がカタカナ英語に惑わされて誤った英語の発音をするのと似ています。

どういう意味なのか、例を挙げてみましょう。

Appleという単語は、語尾が「l」で終わります。これをタイ人が発音すると「アップン」となります。

Storeも「r」で終わるので同じルールが適用され、発音は「ストーン」になります。

Muscleは「マッスン」、Googleなら「グーグン」とこんな具合です。

「r」についてはそこまででもないのですが、「l」はかなりの頻度で「n」に読み替えられます。

つまりこれを知っているだけで、

タクシーの運転手に「センタラン!センタラン」と言われたときに

「おそらく『l』か『r』が『n』に化けたんだろうな。つまりセントラルと言わんとしているんだな」と推測をすることができ、

な状況を回避することができるかもしれません。

語尾は弱く発音する

タイ語には語尾が「k」「t」「p」で終わる発音がたくさんありますが、これらの音はほとんど聞き取れません。その文字に合わせて口の形を作る程度なので、最初のうちは相手の口の形をしっかりとみていないとどの音を言わんとしていたのか区別がつかないほどです。

これはタイ語の話ですが、タイ人は英語を読むときにも同じような発音をします。

例えば「like」という単語ですが、これは「ライッ」という感じに発音します。口元をよくみていると、最後はたしかに「k」の形で止まっているのですが、慣れないとわかりません。

「I like you」(あなたが好きです)

といってもらっているのに、「I lie you」(あなたにウソをついています)といわれているのではないかと誤解するなんていう笑えない事態も起こりかねません。もっとも、ウソをつくという表現は「lie to you」と「to」が間に入るのですが、お互いに英語が非ネイティブなので、一方が前置詞の使い間違いをして、もう一方がそれに気づかなかったなんてのは日常茶飯事です。

そこで「likeと言っていたのか、それともlightだかlieだか何か違う単語を言っていたのか?勝手に思い上がるのもカッコ悪いし、気になるなあ」などと疑心暗鬼になってしまいます。

このように、タイ語においては語尾の子音は非常に弱く発音される傾向があるので、相手の口元をチェックして、自信がない時は自分の口からその言葉を発声して相手に確認するのもいいでしょう。

強く息を吐き出す嫌う

タイの人たちは、強く息を吐き出して発声する音を嫌います。

これは例えば「p」のような破裂音や、ch(例:church)など、唇や舌の動きと強い息遣いで発する音です。

タイの人たちが「p」の音を発音するときは、bとpの中間のようなかなり区別がつきにくい音を出します。またchurchのような音も、「チャ」という音ではなく、chとtとsが混ざり合ったような曖昧な音になります。

また語尾の「p」や「t」も、英語の発音で強く発音すると「ップァ」「ットァ」という感じの音になり、これにより語尾の子音が明確に伝わるわけですが、このような強い発音も嫌がります。

massageという単語も、「マッサーズ」という感じに聞こえることもあります。これも強い発声で「ジュィ」と発声するのを嫌がるためです。

どうもこれにはタイ語の性質と文化的な背景があるようです。実はタイ語にも息を強く吐き出す音と弱く吐き出す音の区別があるのですが、いずれも英語と比べるとかなり弱い息の吐き出し方なのです。またタイの人は、ツバが飛びかねないような強い発音は相手に失礼だとして嫌がります。

発音の仕方を教えてその通りに真似してといっても、どうしても真似できない(したくない)という人もいます。どうやらこれは、日本人に向かって「アメリカ人のように大きな身振り手振りで巻き舌で腹から声を出せ」といっても簡単には真似できないのと同じようなことなのではないかと思いました。

そのため、タイ人と英語で話す場合は、あいまいな音から意図していた音を探るクセをつけるとスムーズに会話が進むことがあります。

後ろの方にアクセントを置きたがる

正確な数を数えたわけでもありませんが、英語においては後ろよりも前の方にアクセントがある単語の方が圧倒的に多いと思います。

しかしタイの人の英語の発音は、単語の後ろの方に強めのアクセントを置く傾向があります。

この傾向を知っておくと、実際に聞こえたアクセントを一度忘れ、前の方にアクセントを置いたらどう聞こえたかなどを推測して、どんな単語を発音しようとしていたのか探るヒントになります。

大きな声を嫌う

人に大声で怒鳴られて嬉しい人などいませんが、タイの人は大きな声を出されることを極端に嫌います。

これは主にタイの職場などで聞く話ですが、特に大勢の前で相手を怒鳴ったり叱責したりすると、それは個人のメンツや人格に対する挑戦と受け取られかねません。大声を出した人は周囲の人から白い目で見られ、怒られた方のタイ人は大きく落ち込み、場合によっては相手を個人的に恨み、復讐を試みることさえあります。

これはサービス提供者と客という関係であっても注意するべき点です。

タイの人は南国気質で、普段は温厚でのんびりとしていても瞬間的にカッとなることがあります。夫の浮気に腹を立てた妻が夫のアソコを切り落としたり、恋人にフラれた女性がYouTubeで公開自殺をしたり、子供を叱責した親が銃殺されたりなど、かなり短絡的で衝動的な犯罪のニュースを耳にします。タイでは「マイペンラーイ」(問題ない)という便利な表現がありますが、これは激しやすい人たちがことを荒立てないために身につけた知恵なのかもしれません。

郷に入っては郷に従えといいますし、タイにおいては多少の不便があっても大声でまくし立てたり、特に個人を責めるような言動を慎むのが無難でしょう。裏を返せば相手の落ち度にも寛容な文化なので、ここは自分も一歩引き、マイペンラーイの精神でやり過ごすのがタイ旅行を楽しむコツともいえます。

最後に

以上、タイ旅行中に英語でコミュニケーションを取るときに使えそうな豆知識を紹介しました。

特定のケースに対する特効薬ではないのですが、頭の片隅に入れておくだけでもコミュニケーションに違いが生まれると思います。

いくら自分の方が正しくても、たとえ相手が間違っていたとしても一方的なコミュニケーションにはなんの意味もありません。逆にいえば、お互いに完璧でなくても、目的を達することができればそれが正解なのだと僕は考えています。

せっかくの旅行です、身の安全と健康にはお気をつけて、あとは南国情緒に浸りきって身も心も委ねて楽しんでみてはいかがでしょうか。

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